
ちゃんこ鍋
料理: 日本料理
地域: 東京都
分量: 4人分
ちゃんこ鍋(力士食のちゃんこから生まれた鍋)は、鶏肉や野菜を鶏だしでにんにく風味で煮込む東京ゆかりの具だくさん鍋です。相撲部屋で通年食べられてきた体づくりの一鍋を、家庭向けに整えています。
ひと目でわかる
所要時間:約45分 · 4人分 · 難易度:ふつう · 1人分あたり約480kcal目安
ちゃんこ鍋(力士食のちゃんこから生まれた鍋)は、鶏肉や野菜を鶏だしでにんにく風味で煮込む東京ゆかりの具だくさん鍋です。相撲部屋で通年食べられてきた体づくりの一鍋を、家庭向けに整えています。
材料
- 鶏もも肉 300g(約1枚)
- 鶏だんご(市販または手作り) 10個
- 白菜 1/4個(約400g)
- にんじん 1/3本(約50g)
- 長ねぎ 2本
- 水菜 1/2袋(約100g)
- しいたけ 4枚
- 絹ごし豆腐 1/2丁(約150g)
- 油揚げ 2枚
- くずきり(乾燥) 1袋(約50〜60g・表示に従い戻す)
- 【スープ】水 1000ml
- 【スープ】鶏ガラスープの素(顆粒) 大さじ3(約27g)
- 【スープ】塩 小さじ1
- 【スープ】にんにく(すりおろし) 3〜5片
- 【スープ】しょうが(すりおろし) 小さじ1〜2
- ぽん酢またはしょうゆ(つけだれ・任意) 適量
手順
- 鶏もも肉は一口大に切る。白菜はざく切り、にんじんは薄いいちょう切り、長ねぎは斜め切り、しいたけは石づきを取って半分または薄切り、豆腐は大きめの一口大、油揚げは熱湯をかけて油抜きし短冊切りにする。くずきりは袋表示どおりに戻して食べやすい長さに切る。水菜は根元を落としてざく切りにする。
- 鍋に水・鶏ガラスープの素・塩・すりおろしにんにく・しょうがを入れて中火にかけ、煮立たせてよく溶かす。味を見て塩気を整え、にんにくの香りが立ったら次へ進む。
- 火が通りにくい具から順に入れる。まず鶏肉と鶏だんご、にんじん、白菜の芯に近い部分を入れ、アクをすくいながら5〜7分煮る。
- しいたけ・豆腐・油揚げ・くずきり・長ねぎを加え、さらに4〜5分煮る。具がやわらかくなったら水菜をのせてひと煮立ちさせ、火を止める。
- 煮えた具から取り分けて食べる。好みでぽん酢やしょうゆだれを添える。残り汁はうどんや雑炊にすると締めにぴったり。
このレシピを評価
補足
スープは鶏がらベースににんにくを効かせる家庭味が作りやすいです。顆粒が濃い製品は大さじ2から始め、塩で微調整してください。
鶏だんごは市販品で十分です。手作りするなら鶏ひき肉に塩・長ねぎのみじん切り・おろししょうがを混ぜて丸めます。
昔の相撲部屋では四足の肉を避ける縁起担ぎがあったと伝えられますが、家庭では鶏肉中心でも、好みで豚肉や魚介を足して寄せ鍋風にアレンジして構いません。
水菜は最後に入れるのが香りと食感のポイントです。長く煮ると色がくすむので、ひと煮立ち程度で火を止めます。
一度にたくさん作れる料理なので、人数に合わせて具を増やしやすいです。翌日はスープを温め直し、うどんや雑炊にすると無駄がありません。
時間と温度
下ごしらえ:15分 · スープ溶かし:中火3〜4分 · 煮込み:中火10〜12分 · 水菜仕上げ:ひと煮立ち
栄養
480 kcal · たんぱく質 32 g · 脂質 22 g · 炭水化物 28 g
1人分(具+汁約450g)の目安・推定
代用
- 鶏だんご → 鶏ひき肉を塩・ねぎで丸めた手作り
- くずきり → 春雨やしらたき
- 水菜 → ほうれん草や小松菜(仕上げに)
- 鶏がら素 → 手羽元だし+塩で代用
- 絹ごし豆腐 → 木綿豆腐(煮崩れしにくい)
保存
具と汁は粗熱後に密閉し冷蔵1〜2日。くずきりは伸びやすいので早めに。冷凍は汁中心で約2週間。再加熱後にうどんや雑炊にすると翌日もおいしい。
よくある質問
- スープがしょっぱくなったら?
- 水か薄めのだしを足して塩気を落とします。鶏がら素は製品差が大きいので、最初は少なめから溶かすのが安全です。
- 鶏肉やだんごの中が生焼けになるのは?
- 煮えにくい具を先に入れ、沸騰後5〜7分しっかり火を通す前に葉物を入れないことがポイントです。
- 作り置きや前日仕込みはできる?
- カットした野菜とスープの素溶かしまでは前日可。豆腐・水菜・くずきりは当日入れて食感を保ちます。
- ちゃんこと寄せ鍋の違いは?
- ちゃんこはもともと力士の食事を指し、部屋で作る鍋を指す呼び方です。家庭では同じ具でも寄せ鍋と呼ばれることも多いです。
- にんにくを控えたい場合は?
- すりおろしを1片程度に減らすか省略し、しょうがを多めにすると香りは残ります。
由来・歴史
ちゃんこ鍋は、東京都・墨田区など相撲部屋の多い地域と結びつきの深い鍋料理です。「ちゃんこ」は力士が食べる食事全般を指し、大人数分を一度に仕込める具だくさんの鍋として部屋の食卓を支えてきました。
明治期ごろから伝わるとされ、鶏肉や野菜、豆腐、油揚げなどさまざまな具を鶏だしで煮込み、栄養価の高い一鍋に仕上げます。味つけは塩・しょうゆ・みそなど部屋や店ごとに違いがあります。
このレシピは家庭向け4人分で、鶏がらスープの素とにんにく・しょうがを効かせた基本の塩味系に整えています。煮えにくい具から順に入れ、煮えたものから取り分けて食べるのが家庭でも失敗しにくい進め方です。