
恵方巻き(太巻き寿司)
料理: 日本料理
地域: 大阪府
分量: 4本分
「恵方巻き(太巻き寿司)」は家庭向けの主食。節分には、その年の恵方(縁起のよい方角)を向き、切らずに1本を黙って食べ切ると願いがかなうとされます。普段は1.5〜2cm幅に切って盛りつけます。材料と手順は以下の通りです。補足には家庭向けのコツもあります。
材料
- 米 3合(540ml)
- 昆布(10cm角) 1枚
- 酒(炊飯用) 大さじ1
- 【すし酢】酢 大さじ4〜5
- 【すし酢】砂糖 大さじ3
- 【すし酢】塩 小さじ1
- 干ししいたけ 8枚
- しいたけの戻し汁 100ml
- かんぴょう 4本(約20g)
- 【A】だし 200ml
- 【A】酒・砂糖・みりん・醤油 各大さじ2
- 高野豆腐 2枚
- 【B】だし 200ml
- 【B】砂糖・酒 各大さじ1
- 【B】薄口醤油 小さじ1
- 【B】塩 少々
- 卵 3個
- 【C】砂糖・酒 各大さじ1
- 【C】醤油 小さじ1
- 【C】塩 少々
- きゅうり 1本
- 焼きのり(全形) 4枚
手順
- 米はといで炊飯器に入れ、すし飯用の目盛りまで水を加えて昆布と酒を入れて炊く。すし酢の材料はよく混ぜて砂糖を溶かしておく。
- 炊き上がったご飯を飯台か大きなボウルに移し、すし酢を回しかける。しゃもじで切るように混ぜながら、うちわであおいで人肌まで冷まし、ぬれぶきんをかけておく。
- 干ししいたけは水で戻して細切りにする。かんぴょうは塩少々(分量外)でもんで洗い、やわらかくなるまで5分ほどゆでる。鍋にAと戻し汁を合わせ、しいたけとかんぴょうを入れて煮汁がほとんどなくなるまで煮る。
- 高野豆腐はぬるま湯で戻して水気を絞り、Bで10分ほど煮含める。冷めたら軽く絞り、それぞれ縦4等分の棒状に切る。
- 卵を溶いてCを混ぜ、卵焼き器で厚焼き卵を焼く。冷めたら1cm角の棒状に8本切る。きゅうりは塩をふって板ずりし、縦に8等分して種の部分を切り落とす。
- 巻きすにのりを縦長に置き、すし飯の1/4量を向こう側2cmを残して均一に広げる。中央より少し手前に、具をそれぞれ1/4量ずつ横一列にまとめてのせる。
- 手前の巻きすを持ち上げ、具を押さえながら一気に向こう側のすし飯の端まで巻き込む。巻きすの上から形を整えて軽く締め、巻き終わりを下にして5分置いてなじませる。残りも同様に巻く。
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補足
節分には、その年の恵方(縁起のよい方角)を向き、切らずに1本を黙って食べ切ると願いがかなうとされます。普段は1.5〜2cm幅に切って盛りつけます。
切るときは包丁をぬれぶきんでふきながら、前後に引くように切るとつぶれずにきれいな断面になります。
具は七福神にちなんで7種類にするのが縁起がよいとされます。焼き穴子、ゆでえび、桜でんぶ、三つ葉などを加えても豪華になります。
すし飯は広げすぎると巻きにくくなります。のりの向こう側を少し空けておくのがポイントです。
由来・歴史
恵方巻きは、節分の夜にその年の恵方を向いて、無言で丸かぶりする太巻き寿司です。大阪を中心とする関西で受け継がれてきた風習が、いまでは全国に広まりました。
起源ははっきりせず諸説ありますが、江戸時代の終わりから明治時代にかけて、大阪・船場の商人たちの間で商売繁盛を願って行われていたという説がよく知られています。昭和に入ると、大阪のすし組合などが節分に巻きずしを食べる習わしを広め、戦後も海苔業界の催しなどを通して定着していきました。
「福を巻き込む」「縁を切らない」という願いを込めて包丁を入れずに1本食べ切ることや、話すと福が逃げるので黙って食べることなど、独特の作法も楽しみのひとつです。1990年代以降は全国のスーパーやコンビニでも売られるようになり、「恵方巻き」の名前とともに節分の定番行事となりました。