
とり天
料理: 日本料理
地域: 大分県
分量: 4人分
とり天(鶏天とも書く)は、大分県の郷土料理で、にんにく・しょうゆ・砂糖で下味をつけた鶏もも肉を薄い衣で揚げた天ぷら風の一品です。から揚げより衣が軽く、かぼすを絞って食べるのが定番です。
ひと目でわかる
所要時間:約35分 · 4人分 · 難易度:ふつう · 1人分あたり約380kcal目安
とり天(鶏天とも書く)は、大分県の郷土料理で、にんにく・しょうゆ・砂糖で下味をつけた鶏もも肉を薄い衣で揚げた天ぷら風の一品です。から揚げより衣が軽く、かぼすを絞って食べるのが定番です。
材料
- 鶏もも肉 400g
- しょうゆ 大さじ1と1/3(約20ml)
- おろしにんにく 少々(約1/2片分)
- 砂糖 5g(小さじ1強)
- 薄力粉 50g
- 卵 1/2個
- 水 適宜(衣が塗れる柔らかさに)
- 揚げ油 適宜(深さ3cm程度)
- キャベツ(付け合わせ) 適量
- トマト(付け合わせ) 適量
- かぼす(またはレモン) 適量
手順
- 鶏もも肉は余分な脂を取り除き、一口大〜小さめのそぎ切りにする。ボウルにしょうゆ・おろしにんにく・砂糖を混ぜ、肉を入れてまんべんなく絡め、冷蔵庫で15〜20分ほど味を染み込ませる。
- 別のボウルに薄力粉と溶きほぐした卵1/2個を入れ、水を少しずつ加えてなめらかな衣にする。箸で持ち上げてゆっくり落ちる程度のとろみが目安。衣は作り置きせず、揚げる直前に合わせる。
- 鍋に油を深さ3cmほど入れ、中火で175〜180℃に熱する。菜ばしを入れると細かい泡が静かに立つ温度が目安。
- 味付けした肉の余分な汁を軽く切り、衣にくぐらせて油へ。一度に入れすぎないよう3〜4切れずつ揚げ、中火で3〜4分、表面が薄い金色になり火が通るまで揚げる。途中で一度裏返す。
- 油を切ってバットか網に取り、油っぽさが落ち着いたら器に盛る。千切りキャベツやトマトを添え、かぼす(なければレモン)を絞って食べる。
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補足
から揚げと違い、とり天は天ぷらに近い薄い衣で揚げます。粉を厚くつけすぎるとかたくなるので、くぐらせる程度で十分です。
油温は175〜180℃が目安。低すぎると油を吸い、高すぎると中が生のまま表面だけ色づきます。最初の1切れで温度を確認すると失敗しにくいです。
下味はしょうゆ・にんにく・砂糖のシンプルな配合が大分らしい味。甘めが好きなら砂糖を少し足し、塩気が足りなければしょうゆを小さじ単位で調整してください。
かぼすは大分の定番添え物。なければすだちやレモンでも香りが立ちます。ポン酢やからしマヨネーズで食べる家庭もあります。
揚げたあとすぐに密閉すると蒸気で衣がしけます。網の上で少し休ませてから盛り付け、残りは常温で冷ましてから冷蔵し、食べる直前にオーブントースターで軽く温め直すと衣が戻りやすいです。
時間と温度
下味漬け:15〜20分 · 衣作り:2〜3分 · 油温め:5分(175〜180℃) · 揚げ:中火3〜4分/回
栄養
380 kcal · たんぱく質 22 g · 脂質 24 g · 炭水化物 16 g
1人分(揚げ肉約100g+付け合わせ)の目安
代用
- 鶏もも肉 → 鶏むね(厚めに切りすぎない)
- かぼす → すだち・レモン
- 薄力粉 → 天ぷら粉(水の量を調整)
- 卵 → 水だけの衣でも可(やや軽め)
- 砂糖 → みりん小さじ1で代用可
保存
揚げたてはすぐ食べるのが最良。残りは粗熱を取り冷蔵1日。食べる直前にオーブントースターやエアフライヤーで軽く温め直すと衣が戻りやすい。衣付きの生肉の冷凍は可(下味後に冷凍し、衣は揚げる直前)。
よくある質問
- 衣が厚くなってかたくなるのは?
- 粉をまぶしすぎているか、衣が濃すぎます。くぐらせる程度にし、水でとろみを調整してください。から揚げほど粉は必要ありません。
- 中が生っぽい・油っぽいときは?
- 油温が低いか揚げ時間が短いと油っぽく、高すぎると外だけ色づきます。175〜180℃を保ち、大きすぎる切り身は避けてください。
- から揚げとの違いは何ですか?
- とり天は天ぷらに近い薄い衣で揚げ、大分ではかぼす添えが定番。から揚げは片栗粉などをまぶして揚げた別系統の揚げものです。
- 下味や衣は前日に準備できる?
- 下味漬けの肉は前夜から冷蔵可能。衣は水気が分離しやすいので揚げる直前に合わせるのがおすすめです。
- 付け合わせに何を添えるとよい?
- 千切りキャベツとトマトが定番。かぼすやレモンを絞るとさっぱりします。ポン酢やからしマヨでもおいしくいただけます。
由来・歴史
とり天は、大分県で親しまれている鶏肉の天ぷら風揚げものです。にんにく・しょうゆ・砂糖で下味をつけた鶏もも肉に薄い衣をつけて油で揚げ、キャベツやかぼすを添えて食べる郷土の定番です。
から揚げのように片栗粉をまぶして揚げたものとは系統が異なり、衣は天ぷらに近いサラッとした仕上がりが特徴です。県内の食堂や家庭で日常的に作られ、お弁当や酒のつまみにもよく登場します。
このレシピは4人分の基本形です。下味を染み込ませてから衣にくぐらせ、175〜180℃で揚げ切る流れを家庭で再現しやすくまとめています。香りづけにかぼすを絞ると大分らしい爽やかさが出ます。